難波真実「ひとこと便り」

三浦綾子記念文学館(北海道旭川市)事務局長による、備忘録を兼ねた情報発信です

「芸能人格付けチェック」でGACKT連勝ストップ! 残念でしたね。吹奏楽の問題は難しかったでしょうか。音の輪郭かなあ、私的には。

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いやあ、残念でしたね、GACKTさん。39連勝でストップ。

チーム戦なので、仕方がないとはいえ、かなり辛そう。汗

ま、バラエティ番組ですから、何がどうなっても構成上といえばそれまでですが(^^;;

チーム相方の北山宏光(Kis-My-Ft2)さん、中山優馬さんが吹奏楽演奏を聴き分け、どちらがプロの楽団かを当てるという出題でしたが、見事に外してしまいました。

クラシックにしろ吹奏楽にしろ、普段聴き慣れない生活をしていると、やはり難しいのではないかと思います。そこはさすが、ベテラン勢。人生経験を積んだ方々は見事に当てていました。

現場で聴いているわけではないので、もちろん正確なことは分からないのですが、テレビを通して聞こえてきた感じでは、プロの楽団のほうは音の輪郭がはっきりしていましたね。そして裏打ちの処理が正確で丁寧。低音の楽器の本数は少ないものの、必要十分なボリュームで全体を支えていました。さらに、アインザッツのキレがいい。超生真面目に機械的に揃えているわけでなく、耳障りのよい音の揃い方。そこらへんがプロならではですね。

玉川も素敵な演奏でしたが、全体的に音がボケていたのと、低音の処理が雑。チューバの(おそらく2本のうちの1本)旋律がところどころ突出してしまって汚く聞こえたのが致命的でしたね。それから、テンポとリズムがばらばら。それに引っ張られて裏打ちがずれてしまい、強弱のメリハリが効かなくなってしまったのも残念。

音に関する出題は、その前にもう1つあって、弦楽三重奏。どちらが名器かという問題。もう一方は練習用の楽器。これもテレビの音でしか聴けないのでなんともいえませんが、音の入り方のときの響きと、チェロの低音域の響き、高音から中音に下がる旋律での音の立ち方が、名器は豊かであったように聞こえました。

ま、素人の戯言ですので、すみません!

吹奏楽の演奏を聴いていて、“プロとアマチュア”のことをぼんやりと考えていましたが、私的には、“音の輪郭”かなあと。これ!というものを正確にはっきりと美しく提示する力とでもいいましょうか。違う言い方をすれば、マーケティング力なのでしょうかね。人の求めるところを確実に打ち抜く力。三浦綾子記念文学館も、こういう力が必要ですね。新年度の事業計画をまとめようとしているところですが、しっかり意識していきたいと思います。

2016年1月1日、士別・旭川はいい天気でした。

この1年、皆様にとって素敵な年でありますように。

では、また! 難波真実でした。